ケント白石はRAW+Jpeg(fine)で撮影しています!
Retina Photoを創作するならJpeg撮影は絶対必要です。
毎回書いていますが、今回も書きます。
これから書く発想はもちろん僕自身の発想です。
他人の発想は分かりませんから…。
またこれから書く事を読んで、
「それは違う!」と突っ込まれても困ります。
もし違うと思えば、それはそれで良いでしょう。
100人Artistがいれば100通りの発想があります。
それがArtist(アーティスト)ですから。
・・・・・・・・・・・
本日先ほど、僕の宿が「じゃらん」で人気Top1になったと書きました。
皆様のおかげです。
そこで僕の感謝の気持ちとして、
日頃実践している「科学的写真術講座」を、
少々このブログ上でも開講致します。
日頃からお読み頂いております皆様のお役に立てますなら、とても嬉しいです。
さて、これまでに多数のお客様が僕の科学的写真術講座を受講されています。
その際にいつも気になっている事があります。
それは多くの方がRAWデータのみ、
もしくは画質の最低にしたJpeg+RAWデータで撮影されています。
なぜでしょうか?
今の時代、メディアカード(CFまたはSD)は大きな容量の物でもかなり安くなりました。
だとすると…おそらく科学的に考えるという事を理解されていないのではないか???
という事で、
まずは写真をご覧下さい。
![]()
日の出直前の十勝連峰を撮影しました。
と言っても私が撮影した訳ではありません。
科学的写真術講座の生徒さんが撮りました。
使用したカメラはSONYα7R2。
しかも彼はRAWデータでしか撮っていませんでした。
そこで一般的な現像ソフトである「Light Room」で開き、
何も調整しないまま、すなわち開いた状態でそのままJpegにしました。
それが上の写真です。
皆様はこの写真を撮って出しと言いますか?
おそらくそう言う方も多いでしょう。
しかし…
僕に言わせるなら、「全くもってナンセンス!」
「あなたは何故にこんな写真を撮ったのか?」
「その理由を僕に説明出来ますか?」
僕は後から現像時に鋭くそう尋ねました。
もちろん彼の回答は簡単です。
「あまり深く考えないで撮りました。なぜならRAWデータだから、後でレタッチすれば良いと考えていました。」
彼はそう答えました。
これまでに僕の講義を受講された皆様の中には、同じ様な考えの方が多数いました。
よって今回はその「非科学的な写真術」について書きます。
まず第一に、多くの方は知らないようです。
RAWデータはどの現像ソフトで開くか?
それによって最初から全て色が違います。
つまり上の写真は「Light Room」で開きましたが、
これをSONYの純正現像ソフトで開きますと全く色が違うのです。
知ってましたか?どうですか???
良く考えて下さい。
皆さんはカメラを持って素晴らしい自然の前に立っています。
今の時代頑張ればかなりの情報をカメラに記録出来ます。
なのに、RAWデータでしか撮影していないので、
せっかくあなたが現場で、しかもあなた自身の眼で見た風景を撮りそこなったのです。
これはとても取り返しのつかない重要な問題です。
なぜなら、もしあなたが後日に現像する時、
もはやあなたが見ていた色はあなたの頭から消えています。
そしてカメラにも残っていないのです。
では僕が撮影する時はどうしているか?
僕は最新のEVF(電子ファインダー)付きのミラーレス一眼で撮っています。
現場で色を確認し、出来るだけ、限りなく自分の眼で見た風景を再現する様に、
あらゆる努力をして撮影しています。
もちろんそれはJpegの最高画質+RAWデータで撮っています。
また撮影時には、
山の部分と、畑の部分では光の当たり具合が違うので当然色温度も違います。
よって僕は山の色と、畑の部分の色を記録するために、別々に撮影しています。
ご覧下さい。
![]()
山の色を撮影。
![]()
畑の色と道路の色を撮影。
ご覧頂きますと分かりますでしょ?
最初に生徒さんがRAWだけで撮ってJpegにした写真とは、色も光も全く違いますでしょ!
この写真を元にして、
僕は自分が撮ったRAWデータから作品を創作するのです。
ご覧下さい。
![]()
"Before the sunrise,Hokkaido" Biei in Hokkaido,Japan.
『日の出直前』 北海道美瑛町
生徒さんが撮った一番上のRAWデータから、想像でこの作品を創作するのはまず無理です。
僕でさえそんな事は出来ません。
人間の色に関する記憶力はたかだか知れています。
現場できちんと撮影しなければ無理です。
今現在、最新のEVF(電子ファインダー)付きのミラーレス一眼ならそれが可能です。
とても撮影しやすく、現場で、ファインダーで色を確認しながら撮れます。
そんな素晴らしいカメラを使いながら、
本当ならせっかく現場で撮れるはずの情報を逃しているのです。
これを僕は「非科学的写真術」と言ってます。
これからの時代、特に8Kを迎える時代において、常に科学する心が大切です。
少なくとも僕はそう考えています。
よって今後も「科学的写真術」を推奨していきます。
このブログを読んでいる皆様も、「科学する心」を忘れないで下さい。
いつも書いています様に「意識」がとても大切だと思います。
そして今日ここに書いた事はとてもとても重要です。
経験だけで写真が上達するなら苦労しませんが、それには人生は短すぎます。
しっかり科学的な知識を学びましょう。
(#^.^#)
ケント白石
北海道を世界に売り込む侍写真家
★ケント白石 写真家のCafe「てふてふ」
Open Time : 13時~22時 不定休 写真術講座開講中
Tel:0166-92-5137
撮影で不在の時が多いです。来館前にお電話下さい!
Professional & SAMURAI Photographer Kent Shiraishi
ケント白石 写真家の宿「てふてふ」
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Retina Photoを創作するならJpeg撮影は絶対必要です。
毎回書いていますが、今回も書きます。
これから書く発想はもちろん僕自身の発想です。
他人の発想は分かりませんから…。
またこれから書く事を読んで、
「それは違う!」と突っ込まれても困ります。
もし違うと思えば、それはそれで良いでしょう。
100人Artistがいれば100通りの発想があります。
それがArtist(アーティスト)ですから。
・・・・・・・・・・・
本日先ほど、僕の宿が「じゃらん」で人気Top1になったと書きました。
皆様のおかげです。
そこで僕の感謝の気持ちとして、
日頃実践している「科学的写真術講座」を、
少々このブログ上でも開講致します。
日頃からお読み頂いております皆様のお役に立てますなら、とても嬉しいです。
さて、これまでに多数のお客様が僕の科学的写真術講座を受講されています。
その際にいつも気になっている事があります。
それは多くの方がRAWデータのみ、
もしくは画質の最低にしたJpeg+RAWデータで撮影されています。
なぜでしょうか?
今の時代、メディアカード(CFまたはSD)は大きな容量の物でもかなり安くなりました。
だとすると…おそらく科学的に考えるという事を理解されていないのではないか???
という事で、
まずは写真をご覧下さい。

日の出直前の十勝連峰を撮影しました。
と言っても私が撮影した訳ではありません。
科学的写真術講座の生徒さんが撮りました。
使用したカメラはSONYα7R2。
しかも彼はRAWデータでしか撮っていませんでした。
そこで一般的な現像ソフトである「Light Room」で開き、
何も調整しないまま、すなわち開いた状態でそのままJpegにしました。
それが上の写真です。
皆様はこの写真を撮って出しと言いますか?
おそらくそう言う方も多いでしょう。
しかし…
僕に言わせるなら、「全くもってナンセンス!」
「あなたは何故にこんな写真を撮ったのか?」
「その理由を僕に説明出来ますか?」
僕は後から現像時に鋭くそう尋ねました。
もちろん彼の回答は簡単です。
「あまり深く考えないで撮りました。なぜならRAWデータだから、後でレタッチすれば良いと考えていました。」
彼はそう答えました。
これまでに僕の講義を受講された皆様の中には、同じ様な考えの方が多数いました。
よって今回はその「非科学的な写真術」について書きます。
まず第一に、多くの方は知らないようです。
RAWデータはどの現像ソフトで開くか?
それによって最初から全て色が違います。
つまり上の写真は「Light Room」で開きましたが、
これをSONYの純正現像ソフトで開きますと全く色が違うのです。
知ってましたか?どうですか???
良く考えて下さい。
皆さんはカメラを持って素晴らしい自然の前に立っています。
今の時代頑張ればかなりの情報をカメラに記録出来ます。
なのに、RAWデータでしか撮影していないので、
せっかくあなたが現場で、しかもあなた自身の眼で見た風景を撮りそこなったのです。
これはとても取り返しのつかない重要な問題です。
なぜなら、もしあなたが後日に現像する時、
もはやあなたが見ていた色はあなたの頭から消えています。
そしてカメラにも残っていないのです。
では僕が撮影する時はどうしているか?
僕は最新のEVF(電子ファインダー)付きのミラーレス一眼で撮っています。
現場で色を確認し、出来るだけ、限りなく自分の眼で見た風景を再現する様に、
あらゆる努力をして撮影しています。
もちろんそれはJpegの最高画質+RAWデータで撮っています。
また撮影時には、
山の部分と、畑の部分では光の当たり具合が違うので当然色温度も違います。
よって僕は山の色と、畑の部分の色を記録するために、別々に撮影しています。
ご覧下さい。

山の色を撮影。

畑の色と道路の色を撮影。
ご覧頂きますと分かりますでしょ?
最初に生徒さんがRAWだけで撮ってJpegにした写真とは、色も光も全く違いますでしょ!
この写真を元にして、
僕は自分が撮ったRAWデータから作品を創作するのです。
ご覧下さい。

"Before the sunrise,Hokkaido" Biei in Hokkaido,Japan.
『日の出直前』 北海道美瑛町
生徒さんが撮った一番上のRAWデータから、想像でこの作品を創作するのはまず無理です。
僕でさえそんな事は出来ません。
人間の色に関する記憶力はたかだか知れています。
現場できちんと撮影しなければ無理です。
今現在、最新のEVF(電子ファインダー)付きのミラーレス一眼ならそれが可能です。
とても撮影しやすく、現場で、ファインダーで色を確認しながら撮れます。
そんな素晴らしいカメラを使いながら、
本当ならせっかく現場で撮れるはずの情報を逃しているのです。
これを僕は「非科学的写真術」と言ってます。
これからの時代、特に8Kを迎える時代において、常に科学する心が大切です。
少なくとも僕はそう考えています。
よって今後も「科学的写真術」を推奨していきます。
このブログを読んでいる皆様も、「科学する心」を忘れないで下さい。
いつも書いています様に「意識」がとても大切だと思います。
そして今日ここに書いた事はとてもとても重要です。
経験だけで写真が上達するなら苦労しませんが、それには人生は短すぎます。
しっかり科学的な知識を学びましょう。
(#^.^#)
ケント白石
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